2020年検索結果トップを維持するための8つのSEOトレンド
Googleは毎年検索アルゴリズムに何百もの変更を加えていますが、そのうちのどれかが検索ランキングに影響を与える可能性があります。今回は2020年検索結果トップを維持するための8つのSEOトレンドをご紹介致します。
目次
- 音声検索。人は会話をするかのように検索する
- 注目スニペットが検索結果を支配し続ける
- より多くのマーケターがSEOのためにインフルエンサーを活用するようになる
- Googleが誇る最先端技術「BERT」
- UXの向上がこそが最短の道
- 動画がコンテンツの新しい王様になる
- コンテンツの長さが検索順位を決定する
- モバイル検索は今後も
- まとめ
日々新しいビジネスが生まれ、読者の注目を集める競争が激化しています。最新のSEOトレンドを把握しておくことで検索エンジンがウェブサイトをランク付けするために必要な要件を満たすことが可能になります。
1. 音声検索。人は会話をするかのように検索する
"Google、私の近くでタコス屋さんを見つけられる？"
2017年だけでも3300万件の音声検索クエリがありました。2019年3月のデータによるとモバイルクエリの20%が音声検索であることがわかります。
音声検索の普及が進むにつれ、より多くの人が自分が話すのと同じように検索クエリを入力するようにますますなるのではないでしょうか。
これらの検索クエリのほとんどが非常に具体的であることに注目してください。ユーザーは自分が質問した質問に対する正確な答えを求めています。
検索するユーザーは検討段階にあり意識段階にある人よりもコンバージョンする可能性が高くなります。
2. 注目スニペットが検索結果を支配し続ける
スニペットとは検索クエリに対する回答の要約です。Googleはこれを検索結果の上部に表示し有料広告やオーガニック広告の上に表示しています。
スニペットは数年前から存在しておりGoogleの検索エンジンの結果ページに大きな変化をもたらしてきました。ユーザーは必要な答えをGoogle上から直接得ているため検索結果のほぼ半分はクリックされていません。実際、200万件の特集スニペットを対象としたAhrefの調査では特集スニペットの方が最初のオーガニック検索結果よりも多くのトラフィックを得ることが明らかになっています。
3. より多くのマーケターがSEOのためにインフルエンサーを活用するようになる
17%の企業がマーケティング予算全体の半分以上をインフルエンサーに費やしており、この統計は特にファッション、美容、Eコマース、旅行、ライフスタイルなどの企業にとってのインフルエンサーマーケティングの重要性を浮き彫りにしています。
ユーザーは広告に圧倒されてどの情報が正しいのか探すのが疲れており、彼らは信頼できる本物の情報を探しています。ほとんどの場合、その情報のソースはインフルエンサーからのレビューです。彼らは広告よりもインフルエンサーからの情報を信頼する可能性が高いのです。(難しい問題ですね・・・。)
では、インフルエンサーマーケティングとSEOにはどのような関係があるのでしょうか？インフルエンサーと協力することでトラフィックを発生させ、オンラインでの知名度を上げ、コンテンツのリーチを増幅させることができます。
多くの企業がインフルエンサーマーケティングに投資してもスポンサードコンテンツを適切に作成したり実行したりしていないために広告費用に対する見返りが見込めません。オーディエンスのニーズに沿ったマーケティングができていなければマーケティングは失敗に終わります。
最大限の効果を得るためにはあなたのターゲットオーディエンスとすでに関わっているニッチのインフルエンサーとパートナーを組むことです。インフルエンサーサイトから得られるバックリンクはGoogleに権威を示しあなたのSEO対策を強化します。
4. Googleが誇る最先端技術「BERT」
BERTとは？
BERTとは何か？Googleが誇る最先端技術の仕組みを解説！
BERT（Bidirectional Encoder Representations from Transformers）により誰でも独自の質問応答システムを訓練できるようになりました。これは2014年のRankBrain以来Googleが検索アルゴリズムに行った初めての大きな変更です。
BERTは10件に1件のクエリに影響を与えます。BERTモデルを適用したSEOマーケッターはGoogle検索結果でスニペットの1ページ目にランキングされる可能性を高めています。
はっきりさせておきますがBERTに最適化することはできません。Googleは自然言語の理解を向上させるために BERT を使用しています。
しかし、検索クエリの背後にあるインテントに最適化することはできます。
文章を書く前にその特定のキーワードの検索結果の1ページ目にランキングされているトップ10のコンテンツを分析しましょう。その結果は情報的なものなのか、トランザクション的なものなのか、それともナビゲーション的なものなのか。分析結果に基づいてユーザーの意図にマッチしたコンテンツを作成する事がベストです。
5. UXの向上がこそが最短の道
44%の企業が顧客体験の改善のためにデジタルファーストのアプローチに移行しています。一方、56%のCEOはその改善が収益の成長につながったと答えています。
ページの読み込み速度は重要なランキング要因で、ウェブページの読み込みが遅かったり複雑なUIだったりすれば優れたコンテンツがあっても最高の結果は出せません。
成功している企業は顧客との長期的な関係を築く事がUX向上する近道だと理解しており、UXは常に検索ランキングに影響を与えます。
顧客が必要な情報を見つけやすいようにユーザー体験を重視し、訪問者が次のステップに進みやすいようにしましょう。
最高のユーザー体験を提供するためには訪問者の立場に立って悪い体験の原因となる障害物を特定する必要があります。訪問者が理解できない複雑な言葉を使わないようにしましょう。文言が明確でないとコンバージョン率も低くなりサイトのSEOにも悪影響を及ぼします。
6. 動画がコンテンツの新しい王様になる
Googleは動画が大好きです。SEO戦略やデジタルマーケティングの取り組みにおいて動画は非常に重要な役割を果たしています。Forresterの調査によると動画はプレーンテキストのウェブページよりも検索結果の1ページ目に表示される可能性が50倍高いとのことです。また、Googleユニバーサル検索の62%に動画が含まれています。
あなたのウェブサイトの既存のコンテンツをサポートする有益なYouTube動画を作成しましょう。結果を保証するものではありませんがGoogleがあなたの動画をインデックスしたときにより高いトラフィックを期待することができます。
あなたのウェブサイトに動画を埋め込むことでより多くのトラフィックを得ることができます。あなたのブログに動画を最適化することを忘れないでください(デザインなど)。ページにコピーを追加してあなたの動画コンテンツが何についてのものかをGoogleに理解してもらうようにしましょう。
7. コンテンツの長さが検索順位を決定する
質の高いコンテンツだけが競争に打ち勝って1ページ目のランキングを獲得するのに役立ちます。しかし質と並んで量も考慮しなければなりません。
ブログ記事の理想的な長さについては多くの議論があります。 調査によるとトップ10の結果の平均的な長さは少なくとも2,000ワードであることがわかっています。これは長文で質の高いコンテンツを持つウェブページの方がより多くの滞在時間が長いからです。
しかしあなたのコンテンツはユーザーが質問した質問だけでなくメインの検索クエリに関連する質問にも総合的に答えなければなりません。
長い記事は滞留時間を増やしユーザーがあなたのコンテンツを楽しんでいることをGoogleに伝えます。あなたは質の高い長文コンテンツを配信しGoogleから良い評価をもらえるようにしましょう。
8. モバイル検索は今後も
インターネットユーザーの87％が携帯電話を利用しており取引の40％がモバイルで発生しているとの事です。Googleは2019年7月1日にモバイル検索体験を向上させるためモバイルファーストのインデックスに舵を切りました。
あなたのサイトがモバイル向けに最適化されていなければ検索エンジンの検索結果には反映される事は難しいでしょう。レスポンシブデザインは勿論のことリッチスニペットをふまえてコンテンツを作りましょう。
音声検索用に最適化しているのであればモバイル用にも最適化しています。オンページSEOのためにロングテールキーワードを取り入れるだけでなく技術的なSEOのためにコンテンツの構造や表現を修正しましょう。
まとめ
SEOを完全に理解したと思った時にアルゴリズムのアップデートがGoogleからアナウンスされます。今日のSEOは成功するためにはオフラインとオンラインの両方のマーケティング戦略を必要とする総合的なプロセスです。長期的な戦略としてSEOに投資し取り残されないように最新のSEOトレンドを把握する事が大事なのでアンテナを張り続けましょう。
翻訳元：Top eight SEO trends for 2020